感想

mahmahmahmah2005-05-28

僕のなかの壊れていない部分 (光文社文庫)

僕のなかの壊れていない部分 (光文社文庫)

今日は書籍の読後感想などを書いてみようかと。

読んだのは、「僕はどうして自殺しないんだろう」

という帯の文句に心引かれて買った、白石一文

の、「僕のなかの壊れていない部分」という小説です。


帯の文句だけを見たら、鬱病の患者が、鬱病に対し

て、どのように付き合っていくのかを書いた小説

のように私なんかは思っちゃったわけです。重い

かも知れないが、きっと読み応えのある作品だろう

と・・・。でも中身は全然違ってました。


主人公の中の理屈が延々と述べられるだけなんです

よね、この小説って。取り巻く状況は嫌だが、それ

を乗り越えようとするでもなくただ延々と主人公が

理屈を述べるばかり。それだけならともかく、いき

なりラスト近くで靖国の問題なんかがでてきて、

正直、面食らいます。私の読解力不足のせいでしょ

うが、何を言いたいのか全くわかりません。


ところでこの作者、もともとは文芸春秋の編集者らし

いんですけど、前述の靖国や韓国人の描き方などを見て

ると、あんまり、文春ぽくないですね。週刊文春とは

あんまり関係ないのかな?


(今日のコンビニパン)
「竹炭入りクロワッサン」
黒い三連星を討ち果たした、あのパンです。ちょっと
苦めなのですが、ココアとかが入ってるので、純粋に
竹炭ではないかも。あと、絶対にクロワッサンでは
ないと思います。